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4.27.2007

「活躍する卒業生」Chikakoを独占インタビュー

~来るべくしてここに来た~ 

ツカダ チカコさん

ロブソンストリートの『癒し空間 て・あ・て』に勤務するチカコさん。
「今は癒しが必要とされる時代。少しでもいろんな人々の手助けになれば」と指圧セラピスト、リフレクソロジスト、ヒーラー、レイキティーチャーなど癒しのプロとして多彩な顔を持つ。そんなチカコさんの現在に至る間での道のりをたどってみよう。

神田外語学院で2年間英語を学んだあと、貿易会社で8年間のOL生活を経て、カナダにやって来たのは今からちょうど10年前。バンクーバーにワーホリで来ていた妹さんを家族とともに訪ねた時のことだ。
「ロッキーを旅して氷河の上に立ったとき、涙が出たんです。自然の大きさを肌で初めて実感しながら、必ず戻って来ようと心に誓いました」
よほど惹かれたのだろう。予定していたアメリカ行きを取りやめ、カナダに飛んだのはその4ヶ月後。29歳の時だった。

英語は学生時代得意だったチカコさん。ところが意気揚々カナダに着いたものの、日本で学んだ英語が実際に使えない。持っていた自信がすべて吹き飛んだ。そんな中、チカコさんのカナダ生活はPacific Gatewayにて幕を開ける。
「自分のレベルがこんなに低かったのかとショックでした」
同じレベルのクラスなのに、言いたいことを言っているメキシカンのクラスメート。その横で、頭でわかっているのに言葉が出てこない自分。言葉にできないもどかしさに加え、プレゼンなど人前で喋るのが苦痛で、泣いてばかりいたという。
「言葉を学びに行ったというより、communication skillを学びに行ったんだと思います。自分のシャイネスをぶちこわすことを学びました。communicationのスタートとしてまず笑おうとそこから始めました」
“新しい自分づくり”の日々は、必死な中にも、赤ちゃんに戻ったような新鮮さがあった。苦手だと感じていたプレゼンではevaluationで褒めてもらうことにより、自分の壁をぶち破る勇気も生まれていった。 
「Pacific Gatewayに入ってよかったのは、英語だけではありません。クラスが15人という多い分、いろんな国の人達と知り合え、カナダだけでなく、様々な国の異文化を知る機会に恵まれたこと」 

その後、小規模のESL、tutorを経て、結婚。1年間の専業主婦生活の後は、和食レストランで日本料理の基礎を学んだ。そこで働いているとき、肩のこったスタッフのからだをほぐしてあげたところ、大変喜ばれ、それからはみんなチカコさんに頼むようになった。
これがきっかけで、指圧学校のディプロマコースに通い始めたというから、人生どこで何がきっかけになるか、本当にわからない。現在、『癒しの空間 て・あ・て』のスタッフとして働いて1年3ヶ月になろうとしている。
「きれいごとに聞こえるかもしれませんが、自分が癒しているようで、自分が癒されているんです。肉体的には疲れますが、精神的な充実感を感じます」
今もまだまだ勉強したいことがあるという。
「行動できるかできないかで人生が変わってくる。やったもん勝ちですよね」
そうからっと笑うチカコさん、その後、離婚も経験した。
「すべての経験には意味があったのだと今思います」
今後は自分のスタイルをさらに確立し、ヘア、メイク、ネイル、マッサージなども含んだバリエーション豊富な癒しの空間を作ってみたいと夢を膨らませる。週に2回サルサダンスも楽しむ日々。カナダが彼女のパッションのふたを開けてしまったようだ。
「私はここに来るべくして来た。呼ばれて来たんだと思います」
試行錯誤の末、カナダで自分の天職を見つけたチカコさん。今はヒーラーとして、その人が持つ魂の強さを引き出し、天職を見つける力になりたいときらきらした笑顔で語った。




Written by Ritsuko

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