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11.02.2006

お客様との実践会話は何よりの勉強法   キクチ ヒロノブ


活躍するパシフィックゲートウェイ卒業生


菊池浩庸さん コーヒーショップL’ Express勤務

ステイタス:ワーキングホリデー
PG在学期間:2006年3月?8月
履修プログラム:ESL(入校時Elementary、卒業時Upper Intermediate)/TOEIC
座右の銘:Never Give Up/Be positive & Be assertive


日本ではSEとして7年間、大手通信企業関連のシステム構築を手掛けた菊池さん。仕事柄、英語は必須だ。管理職になった時に英会話能力が必要であることと、「このまま安定した職場環境に居続けたら“ゆでガエル”になるのでは」という不安から、留学を決意した。ワーホリを選択したのは、経済的なこともさることながら、カナダで働いてみたかったからだ。とはいえ、入学前の英語力は「ゼロに等しく、最初のセッションは全く喋れなかった」。それだけに一番苦労したことは、アドリブ的要素が求められる、≪会話の反射神経≫である。後になってゆっくり考えると「こう言えば良かった!」と後悔する口惜しさから、最初の2ヶ月は会話のリズムを掴むことに費やした。

現在の仕事は、ウェブサイトの掲示板で見つけた。従来のコーヒー好きと、L’ Expressのあるフードコートが以前からのお気に入りだったことが決め手だ。「絶対ここなら間違いない」と、すぐに訪ね、即日合格をもらった。オーナーは15年前に移民した韓国出身の男性。常連ばかりのこのショップの顔である。「決して英語力があるわけでないが、お客さんがどういったことを望み、どんな会話をすれば良いか、すべて知っている。すごい人」。いろんなことを教わった。日本と違い、カナダでの接客業は客とのコミュニケーションが大切だ。だから、それぞれの常連客が訪れる時間帯や、オーダーする品を覚えなくてはならない。そして気の利いた会話も大切だ。お客も、店員との会話を楽しみにしているのだ。

「7ヵ月前までは全く英語が話せなった僕が、こうして英語で仕事をしているのは、すごく不思議(笑)」。1日8時間、週5日の出勤。常連客とも顔なじみとなり、1日15ドルくらいになるチップが嬉しい毎日だ。日本での社会人時代が多忙で大変だっただけに、今は伸び伸びと仕事を楽しんでいる。「官庁ビルという立地のおかげで環境も客層も良く、不満は一切ない。ここに入れたのはラッキー」と、菊池さんは語る。
プレゼンやリーダーシップ力を高めるサークルにも毎週参加しており、今後はSEとしても働いてみたいと、見学を兼ね、方々の会社への面接にも足を運ぶ。近々、ホストファザーがSEの友人を紹介してくれるというありがたい話も浮上中だ。  

≪何事も3年続けてこそ本髄が見える≫とのポリシーを持つ菊池さんは、「まだまだこれから」と自己に厳しい。しかし仕事を通じ、格段に英語力が伸びたという実感は強い。「学校で習うことが難しい、カナダ人とのリアルな英会話を学ぶことができる。可能なら、仕事は体験すべき」。着実にステップを昇る菊池さんから後進へのメッセージだ。

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