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10.27.2006

努力とリスクを負う覚悟で夢は叶う! ヤマモト ユカ



活躍するPG卒業生!


山本由香さん カナダ三菱東京UFJ銀行バンクーバー支店勤務

ステイタス:ワーキングホリデー
PG在学期間:2006年3月?6月
履修プログラム:ESL(Intermediate、Upper Intermediate)/TESL for YL
座右の銘:It is the darkest before dawn.

現在、カナダ三菱東京UFJ銀行バンクーバー支店でOLとして活躍中の山本さんは、家でも職場でも英語漬けの毎日。「字幕なしで映画を見られるようになる」という目標達成の日も近い。この一見華やかな生活は、努力と苦しい選択の末、手に入れたものだ。

昔から英語が好きで、高校時代には英語劇部に所属し、外語専門学校を経て、日本航空に就職。夢だった地上スタッフとして羽田空港の窓口に配属され、公私共に充実した日々を送っていた。しかし4年目を迎えた頃、先が見えている自分に気づく。また、羽田は世界一発着が激しい空港。時間に追われ、客との交流も持てない。「もっと英語を使いたい」という思いが募った。そして婚約を機に、「今しかできない」と、1年の留学を決意した。

最初の半年は勉強、後半はウィスラーでスノーボード三昧という計画を立て、学校は、バンクーバーで4ヶ月、残り2ヶ月はビクトリア校へ移動することに決めた。順調に時は流れ、ビクトリアへの引越しまであと4日という日、挨拶に訪れた山本さんに、サミーが「いい仕事がある」と言った。次のホームステイ先も決まっており、山本さんはその話を断ったが、「学校より絶対ためになる。やる気があるなら、明日までに履歴書とカバーレターを用意して」と語るサミーの情熱に、「3日以内に面接を受けて、合格したらここに残ろう」と心が動いた。しかし、コーディネーターもステイ先も、「それは困る」と言い、会社側も「すぐには面接できない」と言う。「ビクトリアをキャンセルし、面接に落ちたら、すべてを失う」。山本さんは悩み、熱を出した。

 話を白紙に戻すことにし、各々に連絡したところで再びサミーから呼ばれた。「人生の転機にリスクは付き物。リスクなしで幸運だけを取ることはできない」。心を痛めながら再度ビクトリア行きを断った。もう逃げ道はない。「勝負の時は負けを考えない」というのがポリシーの山本さんは、「陽の気を出していれば絶対にいける!」と信じた。結果は採用、住居もESLの先生とのシェアがすぐに決まった。

仕事は経理とカスタマーサービスでの事務を兼任する。スタッフは二十数名で、日本人は山本さんを含めて5人。職場では、日本人同士の挨拶以外、すべて英語である。同僚は皆親切で、「丁寧な言い回しや生きたビジネス英語を覚えられる。学校とは全然違う」。3ヵ月が経った今では、同僚とBBQやクルージングを楽しみ、訪問者の接待に同席するなど、すっかり会社の要員だ。「このまま働かないか」という話も出ている。結婚延期も含め、来年には延長か帰国かの選択が待つが、「リスクを負う覚悟」を乗り越えた山本さんに、もう迷いの色はない。

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