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10.11.2006

ホームステイである日のこと。。。

在校生のサチヨさんから、ホームステイでの異文化体験談をいただきました。
みなさんのご参考になればうれしいです。

バンクーバーに来て、1ヶ月がたとうとしています。
もうこちらの季節は秋といえども かなり冬に近い秋。
朝晩はかなり冷え込みます。

でもなぜか不思議なことに、ホストマザーは今でも半そでを着ているし、
街でも晴れた日は、半そでにビーチサンダルという人をたくさん見かけます。
どうやら欧米人と日本人(アジア人)の体の構造の違い、、、、とかなんとか、、、
人に聞きました。

普段私は学校に行くとき少し早めに起きるんですが(といっても6時半)
これがまた冷え込むんです。 もともと私はかなりひどい冷え症で、
日本にいたときから冬はかなり他の人より厚着でした。
あまりに寒いなと思った日、その日の夜ホストマザーに 「私の部屋の隣に、
大きいヒーター(というより暖炉?)があるから、それを朝身支度する間つけてもいいか」聞きました。

マザーの答えは”ノー”でした。実は私、マザーに聞く前にファザーに聞いたら”OK”
だったのでびっくりしたのですが、
マザーは
1. この家は、全てにいきわたるヒーターがそれぞれの部屋にあり、私の部屋はどの部屋よりも先に暖かくなる。それがあるのに、暖房をつけるのはとても高い。(効率も悪い)

2.私の体温にあわせる温度に設定をすると他の人の健康によくない。たとえ私が良くなったとしても。

3.そして今はなんと言っても”秋”。 今から暖房をつけると私自身が冬耐えられなくなる。

ということでした。

マザーの結論は、朝用意をする間寒いのであれば、ナイトウェアーのような上にかける服を私自身が用意すべきだという話でした。

私はマザーの言い分に納得したので、 "I underdtand. I'' do it." といってその日は自分の部屋に戻りました。

次の日学校から戻ると、ベットの上にナイトウエアーと小さなヒーターがありました。

私のであると思ったけど、あとでお金を払う必要があるだろうと思い、マザーのところに確認をしに行きました。 とりあえず「これは私のですか? 用意してくれてありがとう」 といいました。
そのあと、マザーは 「それ子供サイズだから、あなたの体系に合うと思うよ。 それは私からあなたへのプレゼントよ」といってくれたのです。

それを聞いてとても驚きました。 昨日、「あなたはナイトウエアを用意する必要がある」といったから、実際プレゼントという言葉に驚きました。

後でマザーの話を聞いたら、そのあとマザーとファザーで話をしたみたいです。

ファザーは「アジア人と欧米人は体の構造が違う。 それにサチヨはストーブをつけていいか許可を求めたのであって、要求したのではない。」 といってくれたみたいなのです。

マザーは、以前メキシカンを受け入れたとき、勝手に暖房を使われ、その上学校を出る前に消さなくて、その冬の暖房代がすごく高くなったことがあったみたいです。

(ホームステイ先は、1階が留学生用、2階が家族用と部屋が別々なので、家族は暖房をつけていることに気づかなかった。)

私には、朝身支度をしている間、その小さなヒーターを部屋でつけていいよと許可してくれたのです。
そのことがうれしくて、すぐにお礼を言いました。 それと私も前の晩考えたことがあると話をしました。

"If I were you, if I were Canadian, I would say the same thing." と言いました。

ここは日本ではない。カナダ人であるマザーが言ったことは当たり前のことだと私のつたない英語で私は私なりに納得していたことを話しました。

この一件で、カナディアンは自己主張もするが、
(GLSのサミーのワークショプでいっていた) I'm OK. You're OK. という考え方を大切にするんだな-と実感しました。 まさに ”アサーティブネス”の考えかたなんです。

私は、ホームステイに期待していなかったので、6週間の滞在を申し込みましたが、今は、日本に帰るまで延長しようと考えてます。

日々の生活の中で心がけているのは、マザーもいったように、
”ホームステイはホテルではない”という考え方のもと、
私も家族の一員として協力する。 

ランチを用意してくれたら「ありがとう」 ディナーを食べた後に「ありがとう」と、
常に感謝の気持ちを表すよう心がけています。

1 Comments:

Blogger GLS said...

サチヨさん

素晴らしい経験をされましたね。自分の気持ちは言わなければ相手に通じません。少々言いにくいことでも自分の気持ちを大切にしてフレンドリーにかつ、誠実に相手に伝えましょう。これがまさに異文化コミュニケーションのカギなのです。"I'm OK. You're OK."の精神で皆さんも心の中にしまっているあなたの思いを相手に伝えましょう。そうすることであなたの留学生活はさらに充実したものになります。

サミー高橋

4:31 p.m.  

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